炭素埋設とは?

このページでは、私がライフワークとしている場(土地)のケアの1つの方法「炭素埋設」について相似象学会誌より掲載します。

はじめに

 酸素や水や太陽の有難さを知らぬ人は無いが、植物をはしめ、生物生育の支配的条件が、大地電気にある事を知る人は少ないでしょう。
 生物の『元気』とか、『生気』とかと呼はれるものの実体が何であるか?大地の『地力』とか、『生命力』とかとよばれるもの実質は何であるか?これらの質問に、端的に答えられる人は、現代の科学者にも見あたりません。
 故 楢崎皐月(電気物理学者)は、現代科学の計測器で測量できる電気的な現象を、大地電気によってとらえ、その実体を探り、生物の生育との関係を究明する事が出来たのである。従来、生物の生育に必須案件とされた太陽エネルギ-や栄養素、又は、酸性・アルカリ性土壌条件等の他に、地力を構成する最も大きな支配的条件として、大地電気の分布状態があることをつきとめ、多くの実験によって、それを確かめたのである。『大地電気』こそ『地力』とか『生命力』とかと言われて居たもののナゾを解く大きな鍵でもあった。

炭素埋設とは?(概要)

 『炭素埋設』とは、大地に穴を掘ることで、その周辺の電位構成に変化を与え、更に、炭素貿(出来るだけ細かい粉末の方が効果が早い)を埋設することで、安定的な誘電効果を図るものである。実験を重ねるうちに、この方法は、植物の生育に有効であるばかりでなく、人間や動物の健康にも良い効果をもたらすことが判明した。

研究の経緯 楢崎 皐月と星 一氏

 どこの国でも、およそ一国の最高知能は、軍関係が掌握し、最も重要な課題の研究に動員して居る。日本も同様であったが、敗戦後、それらの第一流の研究家の多くは内外に離散した(頭脳流出)。国をあげて呆然自失の混乱期に、軍関係の技術研究家に働きかけ、新しい農業技術の要請をしたのが、星一氏(元参議院議員星製薬社長)であった。

 星氏は楢崎を中心とする軍関係の研究家グループの離散を惜しみ、まさに三顧の礼を以て楢崎を動かし、惜しみない援助を寄せたのである。 氏は、当面する敗戦直後の飢餓状態の脱却と共に、将来の食糧危機にそなえるという、真にスケールの大きな視野から、国防産業に寄与した研究家達の高度の知能を結集して、新しい農業技法を開発することを委嘱したわけであった。(後に不慮の飛行機事故に遭い、不幸にも急死、しかし楢崎は星氏の志しをうけつぎ、自ら研究費を工面して実験を続ける)

 星氏の要請により、楢崎を代表者として発足した研究グループ(化成会)の研究課題は、従来のような単なる耕種技術ではなく、植物生育の基本条件、則ち、大地、大気の電気と生物生存条件の関連、地球の気象条件、植物の電気生理等、天然自然の物性に関する理学的基礎研究であり、昭和30年に『植物波農法』として発表された。

大地電気と植物波

 植物波とは植物の生活単位の細胞において、固体内外の環境電位(電気位置勢力)の変化により、絶えざる電位変動を起こして居る現象のことである。(人間の脳波の現象に当たる。)植物波が活性な正常状態を示すことは、植物が健康な生理状態にある事であり、異常波は概ね、大地電気の劣勢地帯の植物にみられる。
 科学で『位置勢力』として把えられて居る勢力は実は、生物件はもとより、あらゆる物質を含む空間的拡がりに存在して居るエネルギーのことであり、常に、電気(電子)を波動的に生滅させて居る。物質が電気をもつとか、生物体には電気がある等と、一般にいわれることも、その本質を追究すれば、その根源は、空間に存在する位置勢力の波動現象に基ずくものである。

 生物体の構成単位は細胞と言われるが、細胞内の位置勢力は、高くなったり低くなったり、絶えず変動して居る。そしてその位置勢力の変動は、電気的に電圧変動波又は細胞電気の位相波として現れるのであり、現代科学の計器で測定しうる現象である。植物の固体は、一般に多細胞の組織で構成され、一部位にある細胞位相波が変動すれば、互いに誘電的に他の細胞位相波に変動を波及する。その場合の位相波は、複雑な波形を多重した重畳波として観測される。(人間の脳波と極めて似た波型を示す)、この『植物固体の組織器官の各部位にあらわれる重畳位相波』を『植物波』と略称するのである。

 植物波が、固体及び環境の電気変動に敏感に感応するのは、前述の如く、空間の位置勢力によって、密接に連絡されて居るからである。したがって、植物の生命の営みを明白に知る為には、固体電気生理の現象と、環境電気の関連を追求しなければならぬ。 又、植物のみでなく、我々人間の生命の営みについても、全く同様の事が言える。

優勢地と劣勢地における調査結果

≪優勢地帯≫地表に電子密度が多い
★住居する人達は、いずれも健康的で病人が居なかった。特に、乳幼児の発育は良好であった。又、家に古い系図があり、歴代長寿の方が多かった。建築物の欠損も少ない。
★養鶏所は、産卵率が高く、病鶏が居なかった
★牛舎・豚舎は、いずれも飼料の腐敗が極めて少なく、動物の健康も良好の状態であった。牛の場合は乳量が多く、豚は肥育が順調で早いという結論を確かめ得た。
★古い神社仏閣は、いづれも優勢地帯に位置し建物の指傷は見当たらなかった。

≪劣性地≫地表に電子密度が欠乏

☆住居する人達は病気しがちであり、調査家屋全部に病人が居た。
☆養鶏所は、産卵率不良で病鶏も多く出る由であった。
☆牛舎・豚舎について調査した例は、牛の乳量は少なく、豚の肥育は不良、病むものが多く健康度は不良であった。
☆新しく建てられた学校や病院、生産工場の用地は、元は農地であったが、劣性地帯に位置し、農作物の出来が悪く、その為に、比較的安い地価で提供されたのであろうと考えられる。建物の傷みが早く、業績不振の傾向を示すものが多かった。
☆劣勢生育地帯を横断して通る道路や、道路と劣勢線の交差する地点は、強固に舗装された道路であっても、常に破損し易い場所として、何回も繰り返し補修工事が行れて居る交通事故の多発する『魔の踏み切り』とか、一般に魔の場所等と言われて居る場所は、例外なく劣勢地帯に在るか、劣勢線の交差する位置にあった。この事は調査員が、該当する個所24につき調べた所、三ケ月間に事故件数合計72件もあり、他の地点に比べ、甚だ多い事が判った。
☆劣勢地帯に建設された生産工場は、不良品が多く、従業員の病欠が他よりも多い。例えば染色工場では、染色の風味が冴えない、染むらが多く出る、等の傾向が認められた。該等調査例15の他、織物、製瓦、陶器及び食品等の工場でも同様であった。

損傷電位と炭素質埋設

 生物体は、静止の状態に於いては、組織器官の外皮表面に一定の電位変動が認められるが、極めて微弱な電位差を示すにすぎない。しかし損傷をうけると、上皮面に、相当大きな電位差が構成される。これが損傷電位である。

 大地表面は、地球にとって、我々の人体の皮膚のようなもので、大地に損傷を与えて電位差が構成される現象は、皮膚に損傷を与えた場合、相似象だという事である。

 自然の条件を人為的に変えて、建造物を建てたり穴を掘ったりする事は、大地(地球の 皮膚)に損傷を与えて、周辺の電位構成を変えることであり、その為に様々の影響が出るのは当然の物理である。
 水路(掘割)や暗渠を構築した場合も、同じような電位が構成される。水路の傍や、暗渠上の植物が優勢に繁茂して居る例はよく見かける事である。

『炭素埋設』とは

 『炭素埋設』とは、大地に穴を掘ることで、その周辺の電位構成に変化を与え、更に、炭素貿(出来るだけ細かい粉末の方が効果が早い)を埋設することで、安定的な誘電効果を図るものである。実験を重ねるうちに、この方法は、植物の生育に有効であるばかりでなく、人間や動物の健康にも良い効果をもたらすことが判明した。
 因に、井戸は炭素埋設と同様の効力を半径約15mの範囲に及ぼして居るが、炭素埋設と異なる点は、井戸が二個以上あって、交錯部分が出来た場合、そこは、劣性地と同様の悪影響を生じるという事である(同じ一家のうち、たまたま、その部分に位置する部屋に暮らす人が、病気になったり精神の安定を失って不幸になる等の、所謂『家相が悪い』等といわれるケースである。)このような例は案外多いが、交錯部分に炭素埋設をすることで、易占の類よりも鮮やかな効果をあげるのである。

炭素埋設の実験例

炭埋孔総数

有効面積合書

摘要

720個所

69.3h a

水田366例の内、優勢化した252標準化した114

315個所

213.6h a

畑地248例の内、優勢化した143標準化した105

9個所

188h a

梨園3例、リンゴ園1

いずれも優秀果実が多量にとれ、病害虫が大いに滅少。

24個所

家屋敷地のため計測できなかった

住宅23例、

病人が次第に減少した。家人の健康が増進した。

倉庫1例、果実倉庫の品質劣化がなくなった。

12個所

 

工場敷地のため計測できず

織物工場3例、乾燥が早く、綿落減少、糸切減少。

染物工場2例、染ムラ滅少。

瓦焼工場1例、良質製品が多くなり、焼損失減少。

1個所

中学校2教室

生徒の成績が良くなり、態度が落ち着き、欠席数が減小



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