私たちは、土地や空間からの影響を受けて暮らしています。
より快適に暮らすためには温度湿度、日当たりや風遠しなどの目に見える条件以外にも大切な要因があったのです。
昔から井戸や池を掘ることを気をつけたり、庭の大木を伐採したら災いがあるように言われてきたのには科学的な根拠がありました。
現代は、目には見えない電磁波や電波、低周波や化学物質などの環境的なストレスにさらされています。
欧州宇宙機関が打ち上げた地磁気観測衛星「SWARM」の観測データによると、地球の地磁気は10年で5%というペースで減少しているという報告もあります。
また、地震活動も盛んになってきています。
私たちを取り巻く生活環境はどんどん悪化しているとも言えるのではないでしょうか。
土地や空間からの影響には私たちにとって有用なものも健康を害するようなものもあります。
土地からの地磁気はビルの5階くらいまで影響しています。
同時に地質に含まれるのミネラルや金属などからのエネルギーも影響してきます。
私たちが暮らしている空間への影響としては、土地から受ける影響はもちろんのこと、建物や建材材料をはじめとした、身の回りのあらゆる物質から影響を受けています。
そして、地球に降り注ぐ紫外線やニュートリノなどの素粒子、人工的に作られた電磁波や低周波、電波などの目には見えない多くの影響を受けています。
測定可能なものから現代の科学力をもってしても分析できないようなエネルギーまでも存在しているのです。
何がどのように関わって私たちに影響を及ぼしているのか・・・?
ひとつひとつに言及する必要はないと思います。
土地や空間のあらゆるモノから様々な影響があるということと
今以上に快適な、より良い環境に改善することが可能だということを知っていただけたら幸いです。
私たちが考える理想のイヤシロチとは
そこにいるだけでなんとなく居心地が良くて癒される。
疲れた体や心がいつの間にか元気に回復している。
明るくてスッキリした爽やかな空気感で、雑踏の中でも不思議と静かに感じるような空間です。
そこで暮らしていると、自然と意識や頭はスッキリして、手足の末端まで流れの良い「頭寒足熱」の状態に整ってきます。
イヤシロチでは、昔から言われている理想的な健康な体の状態に自然と整いやすいのです。
意識や脳はスッキリして体はエネルギーに溢れて元気に整いやすく
心拍数は安定し呼吸は深く細胞のひとつひとつがリラックスしてきます。
気持ちは穏やかに落ち着くけど、心は清々しく明るくなってくるような所です。
理想的なイヤシロチで暮らしていると、心も安定し穏やかな気持ちになってきます。
よく聞く話で、手のひらがビリビリしたり体が熱くなってくるような表現を聞くことがあります。
パワースポットでありがちなのが刺激が強すぎる場です。
わかりやすいので「ワーすごーい」ってなりがちですが、長時間過ごすと逆に疲れてしまいます。
マイナスイオンも同じです。量が多すぎると体を冷やしてしまうので注意が必要です。
意識や脳をスッキリさせてくれる沈静化のエネルギーと、体に溢れて元気になれる活性化のエネルギーがたっぷりあってバランスのよい空間が私たちが考える理想のイヤシロチと言えます。
イヤシロチとパワースポットについて
よく「イヤシロチってパワースポットのことですか?」というご質問をいただきます。
答えは、ほぼほぼYesという感じです。パワースポットには二つの考え方があると思います。
まずはパワーをもらって充電できる場所、もう一つは運気をあげてくれる場所でしょうか。
パワーをもらって充電できるという意味においてはイヤシロチの概念と一致します。
運気や願い事成就に関しては、引き寄せの法則が関わってるくると思われます。
しかし、私たちが発する意識も電気的な活動ですから磁場を形成し電波のように飛び交います。
思いが強ければ、強いほど引き寄せる力もつよくなるのではないでしょうか。
イヤシロチという言葉を作った太古の人たちが、イヤシロチに社を作ったのが神社の始まりでもあります。イヤシロチで暮らすことで願い事が叶いやすくなることもうなずけるような気がします。
いい気をもらえるパワースポットの代名詞としてゼロ磁場があります。
地球レベルの岩盤のN極とS極の大きなプラスとマイナスのエネルギーが、ぶつかり合って打ち消しあっているところにはすごいエネルギーが溢れていると言われているようです。
鉱物や岩盤には体がビリビリするような強いエネルギーの成分のものもあります。
パワーがあると言われているような場所は、ビリビリ感じてわかりやすい半面、強すぎる場合もあります。私たちが長くすごす暮らしの場としては適さないところもありますから注意が必要です。
イヤシロチという言葉は「カタカムナ文字」と呼ばれる記号のように記された、古代文字で書かれた巻物の中で発見されました。
一言でいえば「私たちの生命力をアップさせてくれるエネルギーが豊富にある場所」つまり癒しの空間というような意味になります。
(※ここではカタカムナ文字については詳しく言及いたしませんが、興味のある方はお問い合わせいただけましたら詳しく説明させていただきます)
余談になりますが、その巻物の内容から察すると人口が多くなかった古代の人々は、動物の様な鋭い感覚を活かして、イヤシロチを感じてイヤシロチにだけ暮らしていたと考えられます。
そして、その中で最もよい場所を選んで、社(ヤシロ、今でいう神社)を建てて、政(まつりごと)や大切な祈りや子孫繁栄の場として活用していたと思われます。
つまり「イヤシロチは暮らしの場としては最高の空間」といえるのではないでしょうか!
そして、イヤシロチという言葉が発見された経緯がまさにイヤシロチが取り持つ縁だったのです。
第二次世界大戦後の食糧事情を改善するために、当時の最高頭脳と言われていた科学者が招集されました。その代表的な存在が楢崎皐月さんという電気物理学者でした。
直感の鋭い彼は、同じ農家さんが育てる農作物が「元気で出来の良い土地」があると同時に
「弱々しく病気がちで作付けも良くない土地」があることに着目しました。
感覚的には理解できたものの、科学者としては物理的な根拠が必要でした。
そこで、微細な土地の電気の流れを測定することで、その違いを発見し全国で12000か所以上の調査を実施しました。
その結果、土地の電気の流れが安定している土地は「作付けも良く、住んで着る方は健康で長生きの家系が多い」
逆に不安定な土地は「病害虫が多く住んでいる方も病気がち」交通事故が絶えない交差点なども不安定な場所だったそうです。
染色や工業製品の品質にも違いがあったと報告されています。
当初は良い土地を「優勢地」 悪い土地を「劣勢地」と呼んでいました。
劣勢地を優勢地(イヤシロチ)に改善する技術として考案されたのが炭素埋設法だったのです。
イヤシロチという言葉が一般的に使われるようになったのは、カタカムナ文字のことを取り上げた本が出版されたことや、影響力の高い一部上場のコンサルタント会社の会長だった船井幸雄さんの著書「イヤシロチ万物が蘇生する場所がある」と「イヤシロチⅡ心地よく棲む方法がある」や講演会やイヤシロチツアーなどを企画していたことが大きいのではないでしょうか。
今から70年くらい前の戦後まもなく、楢崎氏が全国を調査していた当時の、建物も少なかった時に比べると現代は大きく様変わりしました。
当時は地形からもイヤシロチは推測できるほどでした。
しかし現代は地面はほぼコンクリートに覆われています。
ビルは立ち並び住宅は密集し交通網は地下にまでも及んでいます。
冒頭でも触れましたように地磁気も減少傾向にあります。
地下には水道管だけではなく電線までもが埋設されています。
新建材に含まれる化学物質は家一軒を建築するのにバケツに20杯分も必要と言われています。
一般家庭の消費電力量が増えた分電磁波も増えています。
車や業務用の室外機などからの低周波
インターネットやスマホの普及で大量の電波も飛び交っています。
飛行機の管制塔が発するレーダーもあります。
駅や工場の高圧電源
ガスの変圧設備
携帯のアンテナ(基地局)
マイナスの要因は上げたらきりがないほどです。
科学技術の発達を考えると当然のことかもしれませんが、当時と比べたら悪影響が増えている分、天然のイヤシロチは大きく減少してると言わざるをえません。
また、私たちの身の回りには膨大の情報が溢れています。
以前は新聞とテレビのニュースやコマーシャル、友達の口コミくらいでした。
ところが今では買い物一つにしても選ぶのが困るほどの情報量です。
SNSなどで友人知人が今どこで何をしているのか知ったり、世界中の人と繋がることさえ可能です。
仕事環境も、パソコンは必須、SNSを使ったコミュニケーション能力や感性を必要とされる能力も求められています。
もはや情報公害と言っていいほどでしょう。
肉体的なストレスが多かった昔に比べると、精神的なストレスへと内容も量も変わっています。
イヤシロチの条件も体が元気になる場から、意識や脳をスッキリさせることまでを考える必要が出てきました。
イヤシロチは「空気が爽やかで清々しい感じ」という表現をよく聞きます。
実際にイヤシロチでは自然と胸が開いて腹式呼吸のように深く呼吸ができます。
ゆっくり息を吸い込んでみてください。
イヤシロチではどこまでても吸い込めるように感じます。
肺が大きくなったように深呼吸ができます
逆にケガレチと言われるような劣勢地のような所では、胸が詰まるような感じがあったり、息苦しささえ感じてしまうところもあります。
その場その場で呼吸のしやすさが違うことが体感できると思います。
理想の「イヤシロチ」では空間が明るく感じます。
視力が良くなったようにスッキリ遠くまで見えるような感覚に
まぶたは軽くなって目が大きく見開くことができて空間が広くなったように感じます。
不思議なことに目を閉じても明るく感じるようです。
逆に「ケガレチ」と言われるような劣勢地空間では、瞼が重く感じて周りががかすんで見える場合もあります。
空間は狭く電気がついていても暗く感じて圧迫感さえ感じるようです。
私たちが耳で感じる音の周波数は限られています。
音として認識できなくても様々な周波数の音に囲まれています。
人体に悪影響を及ぼす電磁波や低周波などもその領域に入ります。
理想のイヤシロチでは雑踏の中でさえ静けさの中に包まれているように感じます。
目を閉じるとよりリアルに〝シーン″とした脳の中の広がりさえ感じる方もいらっしゃいます。
音楽の音はそれぞれの楽器の音が独立してクリアでリアルに聞こえます。
瞑想やヨガに最適な環境でもあります。。
逆にケガレチと言われる劣勢地では、静かな場所でも何となくざわざわと落ち着かない感じです。
音楽の音は広がらずこもった様で耳障りにさえ聞こえてきます。
目を閉じて耳を澄ました時の静けさの感じを色々な場所で感じてみてください。
普段から自分の体重や頭の重さを感じている方は多くはないかもしれません。
慢性疲労などの方はだるかったり重苦しく感じているかもしれません。
イヤシロチでは重力が少なくなったようにすっ―と体が軽くなります。
体の中で最も重い頭もスッキリ軽く感じます。
逆にケガレチと言われる劣勢地では体がズッしりと重く感じます。
頭は閉ざされたように重く感じてしまうようです。
普段から自分の体の重さや軽さを意識しているとわかるようになってきます。
色々な場所で体重を意識してみましょう。
理想のイヤシロチでは、頭はスッキリクールに、体はエネルギーが充電されたように元気になって体も軽く感じます。
目を閉じても脳内の空間がスッキリと広がったように感じます
手足末端までの流れが良くなりやすいので、指先や足先がジンジン(ビリビリとは違います)するような体感をされる方もいらっしゃいます。
また呼吸や心拍数も安定するようです。
脳波は測定したことはありませんが気持ちも落ち着くようです。
逆にケガレチと言われる劣勢地や劣勢空間で頭が締め付けられたように頭痛がしてきたり
ソワソワして早く立ち去りたいような落ち着かない気持ちになったり、寒気さえする場合もあります。
目を閉じた時に頭の空間は狭くなったように感じてしまいます。
敏感な方は体の生気が奪われていくのを感じる方もいらっしゃいます。
五感をフルに活かしたイヤシロチを感じる方法を書かせていただきました。
それとイヤシロチとケガレチで体への影響もご理解いただけたと思います。
知れば知るほどイヤシロチで暮らしたいと思いませんか
意識して感じようとすることで感覚は研ぎ澄まされてイヤシロチを誰もが感じることが可能です。
それぞれ自分が感じやすい得意な感覚があります。
〝「視覚」が優位な方″
〝「聴覚」が優位な方″
〝「体感覚」が優位な方″
まずは自分が得意な感覚で違いを感じてみることもいいのではないかと思います。
「有名なパワースポットでも住むにはきついな」とか「コンクリートの建物はお腹が冷える」といった感覚で少しずつわかるようになってくると思います。
私は約20年位前「土地や空間に良し悪しがある」ことを知ったことを機に自分の体を通してイヤシロチを感じようとしてきました。
最初は何となく手がビリビリする程度の感覚しかありませんでした。
自分の体を感じることは健康維持にとっても大切なことです。
体の声を聞いて自分自身にも優しくハッピーに暮らしたいものです。
戦後、楢崎さんが全国を調査した劣勢地(ケガレチ)に多かった特徴としては、農作物の病害虫が多く作付けも良くない、工業製品も不良品が多い、自殺の名所や事故の絶えない交差点、何をやっても長続きしない店舗、短命や病気がちの人が多い家系などでした。
このようにわかりやすいところには誰が考えても住みたくない場ですが・・・
問題は一見何の変哲もないところです。
駅に近いとか、日当たりや風通しなどの条件とは別に私たちが気づかないマイナス要因が潜んでいるかもしれないということです。
ごくわずかなことが、長年暮らすことで気づかないうちに影響を受けてしまっているということです。
環境からの影響は365日24時間絶え間なく受け続けるからです。
土地が不安定になる要因としては、地面を構成する岩盤の物質の成分バランスや地下水脈が影響しています。
地下水脈の上での影響を、ドイツでは「ジオパシックストレス」と呼ばれています。
かなりの研究が進んでいて、体に対する研究結果では。調査対象のガン患者さんにはほどんどジオパシックストレスの影響があったという結果が出たそうです。
また、地下に蓄積される地震エネルギーも問題です。
地下鉄や地下に埋設された電線や水道管なども、土地の磁場に影響を及ぼしていると言えます。
また、大きな川と川に挟まれている中州ような土地や、埋め立て地なども不安定になっていることが多いようです。
空間に大きな悪影響を及ぼすものとしては、現代のイヤシロチ事情にも書いたような携帯のアンテナ(基地局)、高圧線や線路や業務用の大きな室外機、見落としがちなのが電機や地域のガスの変圧設備や大きな危険物の保管倉庫の近くなどもお勧めできません。
また、よく知られていないことに、マンションなどの鉄筋コンクリートは体を冷やしてしまいます。
マンションの6階以上は流産の確率が格段に上がるデータもありるほどです。
(※厚生省がまとめた「生活環境が子供の健康心身の発達の影響に関するデータ」より)
これらが複雑に絡み合って私たちが暮らしている空間に影響を及ぼしています。
元々土地が持っている地力と相殺されたり、増長されたりして、私たちの体に影響を及ぼしていると言えます。
良い影響は大歓迎ですが、人工的に作られた物の悪影響の方が、現代では大きくなっているかもしれません。
戦後間もなくの何もなかった時代に比べて環境はどんどん悪化しているようです。
当時の技術だけでは、理想のイヤシロチに改善することは難しい土地や空間が増えている事も事実でしょう。
HSP(ハイリーセンシティブパーソン)と言う言葉をご存知ですか・・・?
アメリカの精神科医の方が調査し結果では、全人口の5人に1人の率で、普通の人よりもあらゆる刺激に敏感に反応してしまう人が存在しているということです。
また複雑な家庭環境で身を置かれることで、その中の20人に1人は超過敏な体質になってしまうと言われています。
HSPの人たちの特徴としては、人混みが苦手、小さな物音にも敏感に驚く、強い光が苦手、人の感情に敏感に反応するなどがあります。
普通は見過ごされるような小さな刺激にも過敏に反応してしまいます。
このような体質の方は、普通に暮らしていてもあらゆる刺激が肉体的精神的ストレスになってしまいます。
先に挙げた環境からのストレスは24時間影響を受けつづけることに。
その結果、ちょっとしたことで自律神経に影響が出たり慢性疲労、さらには鬱っぽくなってしまう場合も考えられます。
逆にイヤシロチでは、土地や空間からのストレスから解放されて体が元気になるようなエネルギーに溢れるています。
HSP敏感体質の方にとって「イヤシロチ」はオアシスでありシェルターとも言えるのではないでしょうか。
楢崎さんの調査結果では長続きするお老舗もイヤシロチが多かったそうです。
働く人が健康で穏やかお客様も居心地がいい。
そのような環境で商いが出来たらおのずと長続きすると思われます。
実際に私たちがお手伝いさせていただいた、サロンさんや小料理店さん、薬局さんなどではオープン当初からお客様で賑わっておられます。
感動的だったのは、調剤薬局さんに薬をもらいに来られたお客様が「ここに来るとホッとする」と涙を流されたそうです。
嬉しいイヤシロチ効果ですね。
特に、お客様の滞在時間の長い美容サロンや飲食店、癒しを求めてこられる整体院やエステなどには最適でしょう。
ちなみに私の家内は、かなりの敏感体質です。
その共感能力を活かして、イヤシロチ体感ルーム「いやしろランド」の一室で、カウンセリングのお仕事を10年ほどさせていただいております。
お陰様で、大きなお悩みを抱えてくるお客様の影響を、ほとんど受けることなく、元気にお仕事をさせていただいております。
イヤシロチ化の技術について
イヤシロチにしたいけど、何をどのように利用したらいいのか迷っている方も多いのではないでしょうか!?
イヤシロチ化の技術には、科学的な根拠があって土地や空間に物理的に作用するものから摩訶不思議なお札や、おまじない的なものまで様々存在しているのが現状と言えます。
摩訶不思議系の、信じる者は救われる的なものについては、賛否両論あるのでここでは触れないようにしたいと思います。
物理的な改善法には、土地を改善するものと、空間に直接アプローチするものがあります。
私たちは空間の中で暮らしていますから、土地の改善の場合は、結果的に空間に影響を及ぼすのが狙いとなります。
土地の改善方法について
土地の磁場エネルギーの影響はビルの5階くらいにまで及んでいると言われています。
土地を改善する方法としては、穴を掘ることで生まれる損傷電位を利用して地電流の流れを安定化する方法や、特殊なセラミックスや鉱物を埋めて、空間に何らかのエネルギーを拡散する方法があります。
また、この両方を狙っている技術もあるようです。
全ての物質が電位エネルギーを持っています。
土地にそれらを埋設することで、地質に含まれているミネラルや金属などと電気的な反応を起こしてエネルギーが発生します。
成分の電位の強さで影響範囲は異なります。
また元々の土壌成分との反応や、天然のイヤシロチ度合いを考えると、効果にばらつきあることも考えられます。
私もご多分に漏れずこの工法から始めさせていただきました。
元々は食糧事情改善のために、農地を中心に、全国12000か所以上の土地を調査した楢崎皐月さんが考案した改善方法です。
良い土地(イヤシロチ)の条件の一つである土地の電気の流れを安定化する技術です。
土地の電気の流れがが安定していると、体や建物に溜まった静電気なども流れてアースされやすいと思われます。
直径1メートル深さ1メートルの穴を掘って、炭素質を3~5割程度埋設するというものでした。
これで半径15メートルは有効と言われていました。
炭が体にいいのではなく、高品質の炭素質を埋設することで穴を掘ることで生じた損傷電位という地電流の流れをより安定化させることが目的でした。
つまりは人でいうところのハリ治療と同じ原理だったのです。
土地を改善するツボを見つけて治療するようなイメージです。
しかし、困ったことに、炭を埋めるということだけが独り歩きして、何トンもの大量の炭を埋設したりして、農作物物が枯れてしまったりと大変なことになったケースもあったそうです。
私の経験では、1か所あたりせいぜい200キロまでで充分です。
(使用する炭の表面積にもよりますが、60~200キロくらいの量で30~50センチ炭素の層が作れます。)
狭い敷地に何か所も埋設したり、一か所に大量の炭を埋設すると、体や脳がビリビリ痺れて逆効果になる場合がありますから注意が必要です。
また、効果が安定するまでに半年とか1年かかるということを聞いたことがありますが、正しい改善ポイントに埋設したら効果はその日から現れます。今までの経験では時間がかかっても安定するまでに2~3日で最善な状態に改善されています。
以前、美容サロン様のオープンに炭素埋設をさせていただいたことがあります。
そのお客様は自宅の敷地内にサロンを増設されたことから自宅にも効果が期待されました。
施工をさせていただいたその日から片頭痛がなくなってすごく驚かれていました。
炭素埋設の場合は、掘り進めている途中から変化し始めて、埋設が完了した瞬間にはほぼ安定して効果が発揮されます。
特に私たちの体でいうと胸から下の肉体側に作用するようです。
今や、意識や脳にマイナスの影響を及ぼしやすい電磁波や電波に溢れています。
炭素質はこれらの電子的なエネルギーを増幅してしまうマイナス点もあるので注意が必要です
また、仕事内容も大量の情報を処理する必要があり、精神的なストレスが増えています
そのような現代社会に於ては向かなくなってきている工法ともいえるのではないでしょうか。
地震などの地殻の変動や、近所の地盤改良や大きな建物の基礎工事などで、土地の磁場は変化する場合があります。
炭素埋設のように改善のツボに埋設してしまった場合、ポイントがずれてしまうケースがあります。
せっかくのベストポイントが、お隣さんに移動してしまう場合もあるのです。
そのように環境の変化に対応が難しいということに注意が必要です。
特殊なセラミックスや、炭や鉱物を置いたり飾ることで、私たちの住空間に直接影響を与える改善法です。
その他に電子(マイナスイオン)を放出して空間を爽やかにするような装置も沢山出回っています。
あらゆる物質が電位をもってエネルギーを放っています。
例えば、何かに手を近づけると温かかったり冷たく感じたことを経験していると思います。
わかりやすい例では桐などは遠赤外線を放出しています。
悪い例ですが、放射性物質などはわずかな量で、何キロ先にまでも影響を及ぼしてしまいます。
色も体に影響を及ぼします。
部屋の壁紙の色を変えただけで、体温が変化することがサーモグラフィの検査で確認されています。風水が色を重視するのもうなずける気がしますね。
図形や物の形でさえ影響があると言われています。
私たちは、身の回りにあるあらゆる物から、多かれ少なかれ影響を受けているのです。
これらの原理を利用して、お部屋や私たちに直接影響を及ぼすことが可能なのです。
ただし、それぞれの性質によって適さない空間もあることと、過剰な場合は逆効果になってしまうことがあるので気をつける必要があります。
例えば、イヤシロチ化と言って炭を敷いたり、塗料に混ぜて壁に塗ったりという技術があります。
炭が体にいいというのは、遠赤外線効果やマイナスイオンを集めるという効果なのですが・・・
30代男性で、床下に鉱物を混ぜたパワフルな炭を敷いた方がご相談に来られたことがあります。
1年くらい経過し、気づいたら頭がぼーっとして、思考が回りづらくなったというのです。
その方はそれを除去しただけで楽になりました!
「過ぎたるは及ばざるがごとし」という言葉があるように、やりすぎは要注意です。
ちなみに、マイナスイオンは多すぎると体を冷やしてしまいますから注意が必要です。
炭素埋設の考案者の楢崎さんも電子(今でいうマイナスイオン)を放出する技術を提供していますが、用途に応じてタイマーが設置されていました。
置き型のグッズも、マイナスイオン系の物も含めて、ビリビリするようなエネルギーのものが多く、過剰になると逆効果になってしまうことがありますから注意が必要です
良い面としては、環境の変化に合わせて移動したり、増やしたり減らしたりすることが容易にできるところです。
今後のイヤシロチ化の主流になっていくと考えられます。
理想的なイヤシロチに立つと、体が自然と「頭寒足熱」に整いやすくなります。
自分でできるイヤシロチ度チェックでご紹介したような体感を感じることができます。
さてそのような空間を作り出すために必要なエネルギーとはどんなものなのでしょうか?
私たちの生命に必要なエネルギーは大きく分けると二つの要素があります。
ひとつは、主に胸から下の体に作用して肉体側に良い影響を与えてくれる活性化のエネルギー
もうひとつは、意識や脳をスッキリとさせてくれる主に首から上に良い影響をあたえてくれる沈静化のエネルギーです。
この二つのエネルギーが満ち溢れバランスが整っている場こそが、私たちが考える「理想的なイヤシロチ」といえます。
主に、肉体側に作用する物質的な要素の強い活性化のエネルギーは分析できるものも多いようです。
遠赤外線やマイナスイオン、地球を通り抜けていくニュートリノといった素粒子などもその領域に入ります。
また見えないエネルギーと言われている気や陰陽論、オルゴンやタキオンと呼ばれているようなエネルギーもこちら側だと考えています。
このことから、今までのイヤシロチ化の技術や製品は、主に肉体側に作用するものがほとんどだと考えられます。
人工的なマイナス要因や、精神的なストレスが過剰になっている現代においては、意識や脳をスッキリクールに整えてくれる沈静化のエネルギーが重要になってきます。
このエネルギーが充実していると、頭に溜まったモヤモヤがスーと抜けていくように軽くなります。
感じることのない、反物質のように分析できないようなエネルギーのようです。
それを捉えることは至難の技と言えるかもしれません。
この二つの条件がバランスよく整うことで、はじめて私たちが考える理想的なイヤシロチに改善することが可能になると考えております。
まずは、その場が「心身にとってどんな影響があるのか?」を知ることが大切です。
長い年月暮らすことで表面化するような小さなことまで気にかける必要があります。
土地や空間を改善することは体の治療と同じです。
私たちは、病気になってしまった場合、まずは色々な検査をして原因を探ります。
それから治療計画を立てます。
出来れば、体に負担をかけずに速やかに改善できる治療を受けたいですよね。
安静にしているだけで治る場合もあります。
原因を取り除くだけで良くなる場合もあります。
投薬治療が必要な場合、薬の種類も抗生物質から漢方まで、効果も作用も様々です。
薬を間違えると、かえって悪化してしまう場合があります。
外科的な手術が必要なケースもあるでしょう。
理想的なイヤシロチに改善する場合は、まずはどのような場なのかを知ることが第一歩です。
それらを見極めたうえで何が必要で何が必要ないのか!
必要なものを増やして
必要ないものを除去する
考え方はシンプルです。
必要なものだけを適材適所に設置することで、
予算をを抑えて効率よく理想的ななイヤシロチへと改善が可能です。
ツイート、いいね!・シェアお願いします。